2007年5月13日日曜日

アントワープな日々

雨の降りかたが面白い街なのだ。バンコクなんかのスコールとも違い、ものすごい快晴になったり、ちょっとだけ雨が降ったりする。もちろんその時は雨降りの空の色で、快晴の時ももちろんそう。昨日は沢山、沢山歩いてこんなに歩くのはヨロッパとディズニーランドくらいなものだ。午前中にルーベンスのお家にお邪魔して、その後ソダ君と平岡君と合流。プランタン・モレトゥス印刷博物館でお腹いっぱい活版印刷の資料と版画(おもに本の挿絵など)をみた。その中に古書が沢山並べてある図書室みたいなのがあって、感動ひとしお。ここにすみたい。あんなに本があったら一生お家で暮らせるなあ。一歩も外に出ずに!いいなあ。ランチは近くのカフェで。マカロニチーズがすごくおいしかった。トマトスープも一緒に頼んだら、お店のマダムに「二つとも貴方が食べるのか?」と聞かれて、元気に「はい」といったら、まあいいけど、みたいな表情。あっしまった、ここは日本じゃないんだ。ものすごく沢山のマカロニチーズをむりやりみんなにサイドディッシュとして配る。平岡君のラザニアもおいしそうだったし、ソダ君のハンバーグもやたらおいしそうだった。その後、ノートルダムカテドラルにいって、ルーベンスを見た。ルーベンスは時代によって色彩が違うのがはっきりわかる。もちろん工房の弟子にも描かせていたのだから当然だけど、それでも、圧巻だ。そうして、ウノモトがしつこく行きたがった、ZENO Xというギャラリーまでダッシュ。トラムにのって駅まで来て、その後タクシー。アントワープ駅の周辺は一方通行が多くて時間ギリギリになったので、もうだめだ!間に合わない!そこで、「もう間に合わないから、ここで降ります」といったら、「なんで、ギャラリー行かないのか?」って言われて、「6時までだからこんなに混んでたら間に合わないでしょ?」「いいけど・・・」と、当惑気味。おかしいので「ちなみにここからそのギャラリーまでどのくらい?」って聞いたら、なんと、「2分」「えええええっ」一同「ええええっ」だって、駅の周りを一周するのに15分くらいかかって、なんでここから2分なんだよ。そうアントワープはせまい街なのです。ということで無事ギリギリセーフ。またこのギャラリーがイカス。かっこいい。うらやましい。広い。白い。企画展はLuc Tuymansという画家。かっくいい。こんなところで言いたかあないが、日本は遅い。これをいっちゃあおしまいとは分かっているけど、哀しいくらい事実だ。
その後カフェに移動して満足満足。アントワープの駅のカフェはゴージャスなのにリーズナブル。ちなみに店員さんもとてもカワイイ。
ソダ君は、オーダーするときにどうもおとなしいなあ、と思ったら、案の定店員のおねいちゃんがお気に入りのご様子。本当に可愛いおねいちゃんだったのでしょうがない。ということで、今日も終わって行くのだ。

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